2023年
320頁
目次(収録作品)
晩秋の日高連峰/春の日高連峰/ポロシリの歌声/又吉物語/初夏の南日高
しらねあおい/吹雪の結婚行進曲/九の沢カールのケルン/五月の五色ガ原からみたトムラウシ/然別湖と西ヌプカウシ
えぞにう/雪原の足あと/春の暑寒別山群/十二月の身辺雑記/原野と日高の山波
へびのたいまつ/ばあそぶとぢいそぶ/広尾又吉の死/夢の白鳥を訪ねて/早春の天狗岳を眺めて
すみれ/流氷と氷原を訪ねて/利尻富士の遠望/熊獲りの弥次馬になった話/僕の個展
十勝平野の牧場と開拓地での三十年にわたる困難な生活ののち、山岳画家として日高の山々や北の大地に向き合うことを決した坂本直行の画文集。
友人たちとの朗らかな山行、アイヌの老人との交友、北海道各地へのスケッチの旅などを通して、原野と山脈への変わることのない深い愛情が、力強い山岳画や植物のスケッチとともに綴られる。
出典:山と溪谷社社公式サイト