『戦後日本思想大系13 戦後文学の思想』編集・解説 高橋和巳(筑摩書房)全16巻
1969年
422頁
目次(収録作品)
解説 戦後文学の思想 高橋和巳/p3
I 廃墟の中から
如是我聞(一)(二) 太宰治/p43
可能性の文学 織田作之助/p56
歌声よ、おこれ 宮本百合子/p76
滅亡について 武田泰淳/p83
座談会 文学者の責務 荒正人・小田切秀雄・埴谷雄高・平野謙・佐々木基一・本多秋五/p91
「戦争体験」論の意味 橋川文三/p114
II 政治と文学
そっくりそのまま 中野重治/p135
政治と文学(二) 平野謙/p138
目的は手段を浄化しうるか 埴谷雄高/p147
従属精神への挑戦 秋山清/p163
組織と人間 伊藤整/p178
転向論 吉本隆明/p187
宗教と文学 遠藤周作/p207
国民文学の問題点 竹内好/p217
告白体の大衆文学論 尾崎秀樹/p228
III 戦後文学の探究
実験小説論 野間宏/p243
変形譚 花田清輝/p249
短歌的抒情に抗して 小野十三郎/p257
西欧文学と日本文学 中村真一郎/p264
記録主義の精神 杉浦明平/p273
文学批評と価値判断 桑原武夫/p291
近代リアリズムの崩壊 中村光夫/p310
芸術にエロスは必要か 三島由紀夫/p338
言語と文体 江藤淳/p342
裁判(抄) 伊藤整/p358
チャタレイ裁判最終弁論 福田恆存/p369
女について 武田泰淳/p395
現代文学と性 大江健三郎/p399
おそれとはずかしさ(2) 小島信夫/p406
執筆者略歴/p409
「戦後文学の思想」関係年表/p418