復刻版2011年
503頁
定価:6,930円(税込)
目次(収録作品)
2.26事件前夜
ラインラント進駐
人民戦線の激化
国際連盟の没落
2.26事件の判決
支那抗日侮日の深刻化
スペイン革命の勃発・戦況
オリンピック大会
トロツキスト問題の公判
排日テロ事件の続出
ナチス党大会
スペイン内乱の展開・赤色テロ
日支決裂の危機
ムッソリーニの勝利・外交表明
日独防共協定成立
ソビエト新憲法
英国廃帝問題
西安事件
GHQが没収図書とした大戦前夜1936年を描いた復刻本。英米の政治工作、秘密協定、時局の息詰まる駆け引きを明らかにする。1936年、1937年はわずか2年の歴史だが、きわめて重要な時期の2年である。二.二六事件、スペインの内乱、スターリンの粛清等、第二次大戦の足音が聞こえる。
「1936年末の西安事件は、大陸の内戦を停止させ、中国軍を抗日に向かわせた転換点で、首謀者の張学良は、10月の西安会議でソ連と協議、コミルテルンの介入は紛れもない」(西尾幹二解説より)。
GHQが戦後、没収図書に指定した。このため長く密かに蔵書されてきた。戦後66年を迎えて封印を解き、ここに復刻する希書である。広く多くの世代の方々がお読み下さることを念願します。出典:国書刊行会公式サイト