『民主主義の本質と価値 他一篇』ハンス・ケルゼン、長尾龍一・植田俊太郎訳(岩波文庫)
2015年
208頁
目次(収録作品)
民主主義の本質と価値(第二版、一九二九年)
(自由/国民/議会/議会制改革/職能議会/多数決原理/行政/統治者の選択/形式的民主主義と社会的民主主義/民主主義と世界観)
民主主義の擁護(一九三二年)
「自由の理念は破壊不可能なものである」。純粋法学の創始者ハンス・ケルゼン(1881―1973)の代表作。相対主義に立つ世界観と現実主義的知性から、議会制民主主義は「自由」の最大化を実現する国家形態であるとして擁護し、絶対的価値の想定にもとづく独裁を批判する。民主主義の危機が切迫した1929年刊。
本書表紙(カバー)より
[関連]
『デモクラシーの本質と価値』ケルゼン、西島芳二訳(改版1966・岩波文庫)
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