『風をつかまえた少年―14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった』ウィリアム・カムクワンバ、ブライアン・ミーラー、田口俊樹訳(文春文庫)
2014年
477頁
目次(収録作品)
魔術の支配する村で/父さんの思い出/ぼくの相棒、カンバ/科学に目覚める/マラウイを襲った飢饉/食べものがないクリスマス/中学校に行けなくなる/待ちに待った収穫/図書室で出会った一冊の本/発電機づくりに取りかかる/電気を起こす風/トラブルと改良/迷信と戦う/教育がチャンスを与える/トライして、やり遂げる
アフリカの最貧国・マラウイを食糧危機が襲い、ウィリアム少年は食べていくために中学校を退学せざるをえなくなる。。
しかし、知的好奇心にあふれた彼はNPOがつくった図書館に通い、そこで風力発電について書かれた一冊の本と出会います。
電気があれば暗闇と空腹から解放される――ウィリアム少年は発電の仕組みを独学し、廃品を集めて作った風車で発電に成功、そこから大きなチャンスをつかみます。池上彰さんも「学ぶということが、これほどまでに人生を豊かにしてくれるとは」「私たち日本人が忘れていたことを、この本は教えてくれます」と解説で太鼓判を押す、感動の実話。
出典:文藝春秋BOOKS
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