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『愛犬王 平岩米吉』片野ゆか(ヤマケイ文庫)

『愛犬王 平岩米吉―「日本を代表する犬奇人」と呼ばれた男』片野ゆか(ヤマケイ文庫)

2024年
440頁




目次(収録作品)

第1章 狼に憧れた神童
第2章 白日荘のにぎやかな住人
第3章 動物文学に集う人々
第4章 愛犬の系譜
第5章 戦火のなかの動物
第6章 犬は笑うのか?
第7章 狼との対話
第8章 奇人先生の愛した犬たち

文庫版あとがき
解説 村井理子

戦前から戦後にかけて、狼をはじめとするイヌ科動物を独学で研究し、雑誌『動物文学』を立ち上げた平岩米吉という人物がいた。動物行動学の父・ローレンツに先駆けて自宅の庭で犬、狼、ジャッカル、狐、ハイエナと暮らしながら動物を徹底的に観察。「シートン動物記」「バンビ」といった動物文学を初めて日本に紹介し、フィラリアの治療開発に私財と心血を注いだ、偉大なる奇人の物語。
本書は在野の研究者や作家が多彩に活躍していた時代の記録でもある。文庫化にあたり、往時の様子を収めた貴重な写真と作家の直筆原稿を収録。

第十二回小学館ノンフィクション大賞受賞作。

出典:山と渓谷社公式サイト

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