2016年
277頁
目次(収録作品)
戦略論入門―フォン・クラウゼヴィッツの『戦争論』を中心として
1 奇襲―「真珠湾」の意味するもの
2 抑止と挑発―核脅威下の悪夢
3 情報とタイミング―殺すより、騙すがよい
4 戦争と革命―レーニンとヒトラー
5 攻勢と防御―乃木将軍は愚将か
6 目的と手段―戦史は「愚行の葬列」
インタヴュー『現代と戦略』とクラウゼヴィッツ(単行本未収録)
解説 人間学としての戦略研究 中本義彦
戦略を研究し戦史を読むことは人間性を知ることにほかならない――。クラウゼヴィッツ『戦争論』を中核とした戦略論入門に始まり、山本五十六の真珠湾奇襲、チャーチルの情報戦、レーニンの革命とヒトラーの戦争など、〈愚行の葬列〉である戦史に「失敗の教訓」を探る。『現代と戦略』第二部に自作解説インタビューを加えた新編集版。
出典:中央公論新社公式サイト
[関連]
『新編 現代と戦略』永井陽之助(中公文庫)