1995年
240頁
目次(収録作品)
序章 過剰な“やさしさ”
第1章 “やさしい”時代のパーソナリティ
第2章 涙のプリズム
第3章 ポケベルのささやき
第4章 縫いぐるみの微笑み
第5章 沈黙のぬくもり
第6章 “やさしさ”の精神病理
終章 心の偏差値を探して
席を譲らない“やさしさ”,好きでなくても結婚してあげる“やさしさ”,黙りこんで返事をしない“やさしさ”…….今,従来にない独特な意味のやさしさを自然なことと感じる若者が増えている.悩みをかかえて精神科を訪れる患者たちを通し,“やさしい関係”にひたすらこだわる現代の若者の心をよみとき,時代の側面に光をあてる.
出典:岩波書店公式サイト