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『博徒の幕末維新』高橋敏(ちくま学芸文庫)

『博徒の幕末維新』高橋敏(ちくま学芸文庫)

2018年
256頁




目次(収録作品)

第1章 黒船と博徒竹居安五郎―嘉永六年六月八日夜(竹居安五郎新島を抜ける/流刑の島新島 ほか)

第2章 博徒の家と村―博徒はいかに生まれしか(甲州八代郡竹居村/水論と山論の村ー外に向かう竹居村 ほか)

第3章 嘉永水滸伝(水滸伝の近世/勢力富五郎関東取締出役を翻弄す ほか)

第4章 博徒の明治維新―黒駒勝蔵と水野弥三郎(竹居安五郎の復活と謀殺/草莽の博徒黒駒勝蔵 ほか)

嘉永六年(一八五三)六月八日深夜、伊豆七島の流刑の島新島から、七人の流人が島の名主を殺し、漁船を盗み、島抜けを敢行した。そのリーダーが、清水次郎長の敵方として知られる甲州博徒の巨魁、竹居安五郎である。奇しくもペリー提督率いる黒船が伊豆近海にあらわれた直後であり、韮山代官江川英龍も島抜けを見逃すしかなかった。この黒船来航をきっかけに、歴史の表に躍り出た博徒侠客たち。錦絵や講談・浪曲、大衆小説等でおなじみの竹居安五郎、勢力富五郎、武州石原村幸次郎、国定忠治、黒駒勝蔵、水野弥三郎らのアウトロー群像を、歴史学の手法にのっとって幕末維新史に位置付け直す、記念碑的労作。

出典:筑摩書房公式サイト


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『博徒の幕末維新』高橋敏(2004・ちくま新書)
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