『宇宙像の変遷―古代神話からヒッグス粒子まで』金子務(放送大学叢書)
2013年
288頁
定価:2,090円(税込)
目次(収録作品)
落下文明と古代の星座
時間計測と暦法の問題
空間認識と地図の発展
プラトンの問い「現象を救え」
二重コスモス像の世界
コペルニスク革命は革命か
ガリレオの望遠鏡と宗教裁判
ケプラーが聴いた天上の音楽
ニュートンのリンゴと万有引力
無限宇宙複数世界論の勝利
「時の矢」は宇宙の熱死を示すか
光の宇宙とアインシュタイン
ハッブルの後退する宇宙
宇宙探査とET問題
ビッグバン後の最新宇宙論
天に神々のすがたを探し求めた古代の昔から、ケプラー、ニュートンをへて、アインシュタイン、ホーキング、ヒッグスに至るまで。人類の宇宙探究の全精神史がわかる1冊。
古代以来、時代ごとの技術的・思想的制約を受けながら、私たちはロゴス(理)でコスモス(宇宙)を説明しようとしてきた。その止むことのない探究が、時計を生み、暦を生み、地図や望遠鏡、そして数学や物理学そのものを生み出してきたのだ。ヒッグス粒子発見の意味まで、人類の壮大な精神史をえがく科学思想史。
アマゾン商品説明より