『降伏の時 元釜石捕虜収容所長から孫への遺言』稲木誠・小暮聡子(岩手日報社)
2022年
228頁
目次(収録作品)
第1部 1945年 降伏の時
八月十五日
光の世界
世界の変転
勝者の叫び〔ほか〕
第2部 1975年 フックさんからの手紙
第3部 2015年 遠い記憶の先に終止符を探して
捕虜たちが見た地獄
波乱含みで始まった取材
元捕虜が語る70年の物語
祖父とアメリカの間で
パンドラの箱を開けて
第4部 2022年 過去から未来へ
世代と国境を越えた戦争の記憶
祖父と孫、釜石とオランダ――元釜石捕虜収容所長が克明に記した終戦後1カ月の手記。戦後、釜石市に届いた1通の手紙から始まった元捕虜との友情。そして孫が紡いだ奇跡のような出会いと絆。戦後77年、祖父から孫へと引き継がれた「戦争の記憶」を丹念にたどるノンフィクション。
出典:岩手日報社公式サイト