『反対尋問』フランシス・ウェルマン、梅田昌志郎訳(ちくま学芸文庫)
2019年
730頁
目次(収録作品)
第1部 反対尋問の原理
(序論/反対尋問の態度・作法/反対尋問の内容/偽証した証人への反対尋問/鑑定人への反対尋問 ほか)
第2部 著名な反対尋問の実例
(レジナルド・ヴァンダービルト夫人への反対尋問/レオナード・キップ・ラインランダーへの反対尋問/セシル・バレット夫妻への反対尋問/エイダならびにフィービ・ブラッシュ姉妹への反対尋問/マルティネス嬢への反対尋問 ほか)
裁判の行方を大きく左右する証人による証言。だが、彼らがつねに真実を語っているとは限らない。一見、完璧にみえるその主張をどうやって切り崩し、議論の主導権を握り、事の真相を明るみに出すか。本書では名だたる弁護士たちが用いた反対尋問の技術を集め、豊富な実例とともにあますことなく紹介。
初版刊行から1世紀以上経てもなお、アメリカの法律家にとってバイブル的存在でありつづけ、日本でも多くの法律家・法曹志望者を刺激してきたこの古典的名著には、一般の議論・討論にも応用できる数々のテクニックが凝縮されている。出典:筑摩書房公式サイト