『職場のハラスメント―なぜ起こり、どう対処すべきか』大和田敢太(中公新書)
2018年
280頁
目次(収録作品)
第1章 ハラスメントとは何か
(「いじめ」から「ハラスメント」へ/問題の背景/ハラスメントの定義)
第2章 職場のハラスメントの現状
(実態/国際的な実態調査の結果より/ハラスメントが起きる構造/隠れた職場のハラスメント問題)
第3章 実例で知る、職場のハラスメント
(通常の業務を通じて行われるハラスメント(業務型ハラスメント)/労務管理型/個人攻撃型/差別とハラスメント/第三者・顧客攻撃型/使用者の対応や調査はどうあるべきか)
第4章 職場のハラスメントの規制と対策―いま悩んでいる人へ、新たな被害者を生まないために
(他国はいかに規制しているか/被害者を救済するために/使用者と管理職の役割、労働者の対応/外部組織の役割/規制立法の役割)
職場にはパワハラ、モラハラ、セクハラなど数々の嫌がらせ行為があり、多くの被害者を生み続けている。しかし日本では、社会的なルール不足により被害者の救済もままならず、基本的な統計も整っていないため実態把握すら難しい。ハラスメント規制の先進地域であるEU諸国の法整備に通じ、民間団体で相談活動に関わる著者が、日本での概況を解説。参考となる判例や法律の根拠、海外での事例などを紹介し、対策を提言する。
出典:中央公論新社公式サイト