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『日本企業モラルハザード史』有森隆(文春新書)

『日本企業モラルハザード史』有森隆(文春新書)

2003年
280頁




目次(収録作品)

第1章 「乗っ取り」「独禁法」の時代(1950~75年)
(白木屋乗っ取り事件(1953年)/山陽特殊製鋼の倒産(1965年) ほか)

第2章 企業悪が社会面の主役になった時代(1976~85年)
(ロッキード事件(1976年)/安宅産業の解体、伊藤忠が吸収合併(1976~77年) ほか)

第3章 ドンの終焉(1986~89年)
(住友銀行、平和相互銀を吸収合併(1986年)/東芝機械、ココム違反事件(1987年) ほか)

第4章 バブル崩壊の爪痕(1990~2000年)
(住銀・イトマン事件(1990年)/架空預金証書事件で尾上縫逮捕(1991年) ほか)

第5章 二十一世紀、視界ゼロ(2000年~)
(石橋産業事件で許永中と田中森一逮捕(2000年)/そごうグループ倒産(2000年) ほか)

りそな銀行が事実上、国有化された事件は、日本経済の行方を暗澹とさせると同時に、経営者のモラルを問うこととなりました。しかし、不健全な企業経営は今に始まったことではありません。本書では横井英樹の白木屋乗っ取り(一九五三年)からロッキード、リクルート両事件、度重なった金融機関の破綻など、三十の事例を通じて日本経済の語られなかった裏面史を描出します。第一線で働くビジネスマンはもちろん、就職活動で企業研究を始める学生も必読です。

出典:文藝春秋BOOKS

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