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『森と日本人の1500年』田中淳夫(平凡社新書)

『森と日本人の1500年』田中淳夫(平凡社新書)

2014年
239頁




目次(収録作品)

第1章 「日本の原風景」の嘘(パッと散るサクラの欺瞞/鎮守の森は神聖だったのか ほか)
第2章 ニッポン林業事始(林業誕生は邪馬台国から/古代の都が奪った巨木の森 ほか)
第3章 近代国家は林業がつくった(岩倉使節団の見たドイツの森/国有林をつくった「夜明け前」の時代 ほか)
第4章 森林景観は芸術になりうるか(森を求めて歩く市民たち/『日本風景論』と学校林 ほか)
第5章 緑あふれても消えた美しい森(消えたアグロフォレストリー/「海で採れた木」が森を変えた ほか)

風景は時とともに変わる──。原生林も太古から変わらぬ姿と思いがちだが、気候の変化や災害などで、植生は違った状況になる。人工林や雑木林も、人がどんな手を入れるかによって生える木の本数、樹形、下草の植生が変化する。そんな森林景観に日本人はいかに関わってきたか。今ある緑はどんな経緯を経て生まれたか。現代につながる森と人の歩み。

出典:平凡社公式サイト

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