スポンサーリンク

『落語―哲学』中村昇(亜紀書房)

『落語―哲学』中村昇(亜紀書房)

2018年
272頁




目次(収録作品)

「二つの世界」と落語:はじめに
1 「業の肯定」から「業の否定」へ:不条理からの解放
――「柳田格之進」
2 笑いの破壊力:非合理という故郷
――「堀の内」
3 この世は夢ではないのか(1):多世界解釈と可能世界
――「芝浜」
4 この世は夢ではないのか(2):眠りと海と酒
――「鼠穴」「芝浜」
5 「私」とはなにか(1):私と世界
――「粗忽長屋」
6 「私」とはなにか(2):二人の私
――「粗忽長屋」
7 「私」とはなにか(3):イヌであるとはどのようなことか
――「元犬」
8 「顔」について:善悪の彼方へ
――「一眼国」
9 恋愛とみかん(1):固有名詞に恋をする
――「崇徳院」
10 恋愛とみかん(2):結晶作用
――「崇徳院」
11 恋愛とみかん(3):恋の三角形
――「お直し」
12 恋愛とみかん(4):果物超越譚
――「千両みかん」
13 死について(1):輪廻する魂
――「もう半分」
14 死について(2):一人称の死
――「死神」
15 死について(3):幽霊のいる場所
――「三年目」
16 死について(4):パラドックスとブラックホール
――「あたま山」
付録 本編で取り上げられなかった「哲学噺」と、傑作落語本

笑える哲学書にして目眩へと誘う落語論、ここに誕生!

「粗忽長屋」は〈私とは何か〉という謎をめぐる物語であり、「堀の内」は〈笑いの本質〉についての深遠な哲学書。
そして「芝浜」には〈わたしたちの世界は夢ではないのか〉というテーマが秘められていた。

出典:亜紀書房公式サイト


落語―哲学


amazon  楽天


スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Secured By miniOrange