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『タンタルス 内田百間集成11』(ちくま文庫)

『タンタルス 内田百間集成11』内田百間(内田百閒)(ちくま文庫)(全24巻)

2003年
302頁




目次(収録作品)

翠仏伝
饗応
初泥
三鞭酒
年賀
酒光漫筆
養生訓
検校の宴
窮屈
タンタルス
山火事
麦酒
ひがみ
未練
酔余
鼻赤

一本七勺
我が酒歴
羽化登仙
初飛行
学生航空の発向
夏霧
羅馬飛行
第二の離陸
河豚
神風漫筆
坂の夢
飛行機と箏
飛行場の写真屋
神風機余録
飛行場の握り飯
学生航空の揺籃
羽田空港最初の離陸
波光漫筆
入船の記
岸壁の浪枕
新造
出船の記
船の御馳走

『麦酒がなければ、ないと云う為になおの事飲みたくなる。…怪しからん話だと云う事は自分にも解っていたので飢渇の亡者タンタルスの名を文題としたのであるが、行文の間に未練が残って、タンタルスを書こうとするかタンタルスが書いているのか…』(「タンタルス」より)。酔わせてくれるものは酒、飛行機、船。心地良いものを追い求め、羽化登仙の感興を語る随筆集。

出典:筑摩書房公式サイト

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