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『戦中派虫けら日記―滅失への青春』山田風太郎(ちくま文庫)

『戦中派虫けら日記―滅失への青春』山田風太郎(ちくま文庫)

1998年
602頁




昭和17年(1942)11月から昭和19年(1944年)12月までの日記。

〈嘘はつくまい。嘘の日記は無意味である〉戦時下、明日の希望もなく、心身ともに飢餓状態にあった若き風太郎の心の叫び。

あの時代、青空だけは美しかった。20歳の青年は、軍需工場で働いていた。医学校を志しながら、本を読んでいた。どんな将来のためかまるでわからないまま。

出典:筑摩書房 公式サイト


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