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『土葬の村』高橋繁行(講談社現代新書)

『土葬の村』高橋繁行(講談社現代新書)

2021年
320頁




目次(収録作品)

第1章 今も残る土葬の村
(南山城村の証言/柳生の里にほど近い村で続く土葬・野辺送り/映画「殯の森」の舞台となった土葬の村の変遷/神式の土葬/四十九日に墓をあばく村/市民による新しい土葬の試み)

第2章 野焼き火葬の村の証言
(野焼き名人/野焼き火葬の終焉/戦中・戦後の野焼き火葬)

第3章 風葬 聖なる放置屍体
(風葬・土葬・火葬が併存する島/海の向こうにあの世―ニライカナイの島の弔いの奇習/与論島の仏教寺院の役割)

第4章 土葬、野辺送りの怪談・奇譚
(奇妙な弔いの作法/土葬、野焼き火葬異聞/野帰り・あと供養)

これは恐らく、現存する最後といっていい土葬の村の記録である。
村人は、なぜ今も「土葬」を選ぶのか?

日本の伝統的な葬式である「土葬・野辺送り」が姿を消したのは、昭和の終わり頃とされている。
入れ替わるように火葬が増え、現在、日本の火葬普及率は99.9%を超える。
土葬は、日本の風土から完全に消滅してしまったのだろうか?

筆者は「土葬・野辺送り」の聞き取り調査を30年にわたって続け、平成、令和になっても、ある地域に集中して残っていることを突き止めた。
それは大和朝廷のあった奈良盆地の東側、茶畑が美しい山間にある。
剣豪、柳生十兵衛ゆかりの柳生の里を含む、複数の集落にまたがるエリアだ。

日本人の精神生活を豊かにしてきた千年の弔い文化を、まだ奇跡的に残る土葬の村の「古老の証言」を手がかりに、詳らかにする。

出典:講談社BOOK俱楽部

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