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『最暗黒の東京』松原岩五郎(講談社学術文庫)

『最暗黒の東京』松原岩五郎(講談社学術文庫)

2015年
168頁




目次(収録作品)

1 貧街の夜景
2 木賃宿
3 天然の臥床と木賃宿
4 住居および家具
5 貧街の稼業
6 日雇周旋
7 残飯屋
8 貧民と食物
9 貧民倶楽部
10 新網町
11 飢寒窟の日計
12 融通
13 新開町
14 糶市
15 古物買
16 座食
17 朝市
18 十文銭の市場
19 無宿坊
20 最暗黒裡の怪物
21 日雇および部屋頭
22 飯食店の内訳
23 居酒屋の客
24 夜業車夫
25 やどぐるま
26 老耄車夫
27 生活の戦争
28 下層の噴火線
29 車夫の食物
30 下等飲食店第一の顧客
31 飲食店の下婢
32 労働者考課状
33 日雇労役者の人数
34 蓄妻者および独身
35 夜店

解説 坪内祐三
原本:『最暗黒之東京』 民友社 明治26年(1893)刊

明治中期の東京に暮らす下層民の生活ぶりを克明に記録したルポルタージュ。明治25年(1892)11月から、徳富蘇峰の「国民新聞」に断続的に連載され、明治26年11月に民友社より刊行された。
「御一新」以来の文明開化に沸き、日清戦争を目前に控えて「一等国」に仲間入りしようとしていた明治日本の帝都の陰には、すでに都市開発と経済成長に取り残された人々が密集する「飢寒窟(貧民窟)」がいくつも形成されていた。そこに生きる人々の暮らしを、住居、食生活、生業から、日々の喧嘩のネタ、ただよう匂いまで、生々しく伝える本作は、横山源之助の『日本の下層社会』とならぶ明治記録文学の傑作である。「東京論」の一つの視座として、また、いまに続く「格差社会」を考えるためにも必読の書。

出典:講談社BOOK俱楽部



『最暗黒の東京』松原岩五郎(1988・岩波文庫)200頁

明治中期の東京下層民の生活実態を克明に記録したルポルタージュ。二葉亭四迷の影響で下層社会の探訪を始めた著者(1866‐1935)が、貧民街に潜入、職業を転々としながら、木賃宿の実情や日雇人夫・見世物師・車夫等の暮しぶりを描き出したもので、横山源之助『日本の下層社会』とならぶ明治記録文学の傑作。(注・解説 立花雄一)

本書表紙(カバー)より

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