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『地球の食卓―世界24か国の家族のごはん』(TOTO出版)

『地球の食卓―世界24か国の家族のごはん』ピーター・メンツェル、フェイス・ダルージオ、みつじまちこ訳(TOTO出版)

2006年
287頁



世界24か国の家族のごはん

家族と1週間分の食品のポートレイト、食事風景を中心とした一家のルポルタージュ、1週間分の食品リスト、各家庭のご自慢のレシピ、食の問題を提起する6つのエッセイを収録。家族の暮らしから現代の「食」の世界地図を描く、壮大なプロジェクト。

「食べること」は、私たちの生命を支える最も基本的な行為です。人類の歴史が始まった瞬間から私たちは、日々「食べること」を繰り返してきました。この、地球上最も根源的で最も古い歴史をもつ「食べる」という行為の「現在(いま)」を、ふたつの側面――「ファミリー」と「グローバリズム」――からレポートしたのが本書です。
食べ物は常に一家の中心にあって、家族を結びつけてきました。しかし、いまや母親の手料理はスーパーマーケットの総菜や巷にあふれるファストフードにとって代わられ、それにともなって家庭生活そのものも大きく変わろうとしています。一方、こうした食の流通システムに乗り遅れた国々には、いまだに飢えに苦しむ人々が大勢います。統計によると、現在地球上で何億もの人々が食料不足にあえいでいる一方で、それと同じ数の人々が、太りすぎだったり病的な肥満症にかかっています。この驚くべき「格差」を、どう考えたらよいのでしょうか。

ピーター・メンツェルとフェイス・ダルージオは、かつてパプアの密林の奥地に住む原住民を訪ねた際、日々の食料に事欠き栄養不良を起こしている彼らが、インスタントラーメンを生のままかじっている姿にショックを受け、このプロジェクトをスタートさせたといいます。ひとつの鍋の粥を分け合うスーダンの難民キャンプ、内戦の傷跡を残すサラエボ、雨季のわずかな水に頼るチャド、氷上の狩で生活を支えるグリーンランド、不安定な政権に揺れるキューバ、「腹八分目」で長寿を誇る日本、ファストフードの溢れるアメリカなど…。それぞれの国の「家族のごはん」という身近な話題から世界の今を見据える、貴重な一冊です。

出典:TOTO出版公式サイト

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