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『フラナリー・オコナー全短篇』(ちくま文庫)

『フラナリー・オコナー全短篇』(上下)フラナリー・オコナー、横山貞子訳(ちくま文庫)

上巻

2009年
442頁

目次(収録作品)

善人はなかなかいない/河/生きのこるために/不意打ちの幸運/聖霊のやどる宮/人造黒人/火の中の輪/旧敵との出逢い/田舎の善人/強制追放者/ゼラニウム/床屋/オオヤマネコ/収穫/七面鳥/列車

フラナリー・オコナーは難病に苦しみながらも39歳で亡くなるまで精力的に書き続けた。その残酷なまでの筆力と冷徹な観察眼は、人間の奥底にある醜さと希望を描き出す。キリスト教精神を下敷きに簡潔な文体で書かれたその作品は、鮮烈なイメージとユーモアのまじった独特の世界を作る。個人全訳による全短篇。上巻は短篇集『善人はなかなかいない』と初期作品を収録。

出典:筑摩書房公式サイト



下巻

2009年
441頁

すべて上昇するものは一点に集まる/グリーンリーフ/森の景色/長引く悪寒/家庭のやすらぎ/障害者優先/啓示/パーカーの背中/よみがえりの日/パートリッジ祭/なにゆえ国々は騒ぎ立つ

フラナリー・オコナーは20代半ばから亡くなるまで、アメリカ南部の農園で母とともに暮らした。難病と戦いながらも、午前中の数時間を必ず執筆にあてた。南部の人々を多く描いたが、その目は全世界を見捉えていた。O・ヘンリー賞を生涯で4度受賞し、短篇の名手と賞賛される。下巻は、死後刊行の短篇集『すべて上昇するものは一点に集まる』と後期作品2点、年譜、訳者あとがきを収録。

出典:筑摩書房公式サイト

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