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『編集力 千夜千冊エディション』松岡正剛(角川ソフィア文庫)

『編集力 千夜千冊エディション』松岡正剛(角川ソフィア文庫L-500-13)

2019年
464頁




目次(収録作品)

第一章
意味と情報は感染する
ステファヌ・マラルメ『骰子一擲』九六六夜
ルードヴィッヒ・ヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』八三三夜
ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論』九〇八夜
ロジェ・カイヨワ『斜線』八九九夜
ロラン・バルト『テクストの快楽』七一四夜
ミシェル・フーコー『知の考古学』五四五夜
ジェラール・ジュネット『フィギュ-ル』一三〇二夜
ジョルジョ・アガンベン『スタンツェ』一三二四夜
スラヴォイ・ジジェク『幻想の感染』六五四夜
第二章類似を求めて
中村雄二郎『共通感覚論』七九二夜
寺田元一『「編集知」の世紀』八一三夜
マイケル・ポランニ-『暗黙知の次元』一〇四二夜
エドワード・ホール『かくれた次元』二一三夜
佐々木正人『アフォ-ダンス』一〇七九夜
ガブリエル・タルド『模倣の法則』一三一八夜
川瀬武彦『まねる』二二八夜
鈴木宏昭『類似と思考』一六四二夜
第三章連想、推理、アブダクション
山下主一郎『イメージ連想の文化誌』一〇八一夜
バ-バラ・スタフォ-ド『ヴィジュアル・アナロジー』一二三五夜
トマス・A・シービオクほか『シャ-ロック・ホームズの記号論』五〇八夜
チャ-ルズ・パ-ス『パ-ス著作集』一一八二夜
米盛裕二『アブダクション』一五六六夜
ホランド、ホリオーク、ニスベット、サガード『インダクション』九三〇夜
第四章ハイパーテキストと編集工学
ハンス・ブルーメンベルク『世界の読解可能性』一五一九夜
ピーター・バ-ク『知識の社会史』一四九三夜
ジェイ・デイヴィッド・ボルター『ライティング・スペ-ス』一七一七夜
米山優『情報学の基礎』六七一夜
バーナード、オキーフ、アンスワース『人文学と電子編集』一四七九夜
室井尚『情報宇宙論』四二二夜
キエラン・イーガン『想像力を触発する教育』一五四〇夜

世界観にかかわるすべての作業のプロセスに編集がある。

大同小異、塵も積もれば山となる、月とすっぽん、我田引水、他人の芝はよく見える・・・これらはすべて「編集」の真骨頂を暗示する。もとより編集は本や雑誌や映像に特化されるものではない。認知の仕方、歴史観の作り方、アートフルになること、ハイパーテキストに向かうこと、つまりは世界観にかかわるすべての作業のプロセスに編集がある。ラグビーにも料理にも音楽にもファッションにも編集があるというべきなのである。編集の醍醐味をいろんな側面から提示した松岡正剛の真骨頂。

出典:KADOKAWA公式サイト

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