『物理学とは何だろうか』(上下)朝永振一郎(岩波新書)
上巻
1979年
246頁
目次(収録作品)
ケプラーの模索と発見/ガリレオの実験と論証/ニュートンの打ち立てた記念碑/科学と教会/錬金術から化学へ/技術の進歩と物理学/ワットの発明/火の動力についての省察/熱の科学の確立
下巻
1979年
236頁
1 近代原子論の成立(ドルトンの原子論/気体の法則、化学反応の法則)
2 熱と分子(熱のにない手は何か/熱学的な量と力学的な量/分子運動の無秩序性)
3 熱の分子運動論完成の苦しみ(マックスウェルの統計の手法/エントロピーの力学的把握/ロシュミットの疑義 ほか)
現代文明を築きあげた基礎科学の一つである物理学という学問は,いつ,だれが,どのようにして考え出したものであろうか.十六世紀から現代まで,すぐれた頭脳の中に芽生えた物理学的思考の原型を探り,その曲折と飛躍のみちすじを明らかにしようとする.著者は本書の完成を目前に逝去,下巻は遺稿として刊行された.
出典:岩波書店公式サイト