新装版1996年
280頁
目次(収録作品)
私のスサノヲ像
スサノヲの幼児性と戦士性
スサノヲの神の生涯
スサノヲの多層性
鼎談 吉田敦彦 湯浅泰雄 河合隼雄
スサノヲの基本的性格
フロイトの神話観
レヴィ=ストロースとユング
スサノヲ神話の基層
スサノヲとオイディプス
スサノヲとヤマトタケル
日本神話の中空構造
弁証法とトリックスター
中国の父性原理
中心文明と周辺文明
オホクニヌシ神話
アマテラスとアテナの女神
ゲルマン神話との比較
男装の女神
スサノヲとホムチワケ
父殺し、母殺し
善悪を超える自然的復元性
無意識を殺さない文化
古栽培民文化との関係
インド神話の特性
天皇制神話
原日本人としてのスサノヲ
歴史における神話
臨床心理学者と哲学者、神話学者の三人が、日本人の原像=スサノヲをめぐって繰り広げる知の饗宴。鼎談は広くフロイトやレヴィ=ストロースから中国やインドにまで及び、日本神話の沃野が開示される。待望の復刊。
出典:ミネルヴァ書房公式サイト
[関連]
『日本神話の思想―スサノヲ論』河合隼雄(1983・ミネルヴァ書房)280頁
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