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『食の実験場アメリカ』鈴木透(中公新書)

『食の実験場アメリカ―ファーストフード帝国のゆくえ』鈴木透(中公新書)

2019年
257頁




目次(収録作品)

序章 三つの記憶と一つの未来―アメリカ食文化史の見取り図
第1章 生き続ける非西洋の伝統―食に刻まれたアメリカの原風景
第2章 ファーストフードへの道―産業社会への移行と食の変革の功罪
第3章 ヒッピーたちの食文化革命―蘇生する健康志向とクレオール的創造力
第4章 ファーストフード帝国への挑戦―変わり始めた食の生産・流通・消費
終章 記憶から未来へ―新たなる冒険の始まり

先住インディアン、黒人奴隷、各国の移民らの食文化が融合したアメリカの食。そこからバーベキュー、フライドチキン、ハンバーガーなど独自の食文化が形成されたが、画一化されたファーストフードや肥満という問題をも引き起こした。そしていまアメリカではスシロールをはじめとする、ヘルシーとエスニックを掛け合わせた潮流が生まれ、食を基点に農業や地域社会の姿が変わろうとしている。食から読む移民大国の歴史と現在。

出典:中央公論新社公式サイト

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