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『裸足の女―吉野せい』山下多恵子(未知谷)

『裸足の女―吉野せい』山下多恵子(未知谷)

2008年
194頁




目次(収録作品)

第1部 裸足の女―吉野せい論(吉野せいにおける創作―「書く」ことの意味/吉野せいにおける自然―交感する魂/吉野せいにおける結婚―愛と闘い/吉野せいと三野混沌―再び「書く」ことの意味)
第2部 シナリオ 裸足の女

詩人・三野混沌と結婚し、少女時代に愛した文学を捨て、過酷な開墾生活に入った吉野せい。夫の死後、七十歳を過ぎてから、草野心平の強い薦めで猛烈に筆を執りはじめる。百姓として、女として、自らの人生を書き記すために――

「刃毀れなどどこにもない斧で一度ですぱっと木を割ったような狂いのない切れ味」と串田孫一が評した吉野せいの作品とその生涯を、前作『忘れな草』で岩手芸術選奨受賞した筆者が、女性ならではの細やかな視点から読み解いた評論。第2部には、作品や残された記録をもとに、吉野せいにできる限り寄り添いながら、その心の動きを追ったシナリオを収録。

出典:未知谷公式サイト

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