1981年
300頁
目次(収録作品)
火
笑われた子
蠅
御身
赤い着物
ナポレオンと田虫
春は馬車に乗って
花園の思想
機械
日輪
新感覚派の驍将として登場した横光利一(1898-1947)は,つぎつぎと新しい小説形式に挑戦したが,戦争によって不幸にも挫折した。だが現在の文学状況の中で,横光の試みは今もなお課題たりうる多くのものを含んでいる。表題二作のほか「火」「笑われた子」「蝿」「御身」「花園の思想」など初期短篇と「機械」を収める。(解説=保昌正夫)
アマゾン商品説明より
[関連]
『機械・春は馬車に乗って』横光利一(新潮文庫)