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『古典ギリシアの精神 ニーチェ全集1』(ちくま学芸文庫)

『古典ギリシアの精神 ニーチェ全集1』フリードリッヒ・ニーチェ、戸塚七郎・泉治典・上妻精訳(ちくま学芸文庫)(全15巻+別巻4)

1994年
675頁




目次(収録作品)

プラトン対話篇研究序説
ラエルティオス・ディオゲネスの資料
ラエルティオス・ディオゲネスの資料研究と批判への寄与
ギリシア人の祭祀

文典文献学の徒として出発したニーチェの若き日の諸労作を集める。ニーチェの文献学研究は、学生時代、教師時代を通じ、十数年間の生活の中心をなしていた。彼にとって、ギリシア精神は、人間形成の典型であり、唯一の完成した芸術であった。このギリシア精神を再現するために、彼は芸術家の眼をもって文献学の諸問題に対決する。プラトンの対話篇研究、ラエルティオス・ディオゲネスの資料批判、ギリシア人の祭祀への考察―私たちは、ここに文献学の狭い限界を突き破ろうとする、若きニーチェの姿を認めることができるだろう。

出典:筑摩書房公式サイト

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