『偶像の黄昏 反キリスト者 ニーチェ全集14』フリードリッヒ・ニーチェ、原佑訳(ちくま学芸文庫)(全15巻+別巻4)
1994年
588頁
目次(収録作品)
偶像の黄昏
反キリスト者
ヴァーグナーの場合
ニーチェ対ヴァーグナー
附録(キリスト教に関する初期遺稿断片/リヒアルト・ヴァーグナーに関する諸相/『ヴァーグナーの場合』のための最初の覚え書/『ヴァーグナーの場合』のための別の準備草稿)
1888年、ニーチェを精神錯乱が襲う直前に、彼はその悲劇を予感するかのように、精力的に著作活動に従事する。ヴァーグナーとその運動への宣戦布告の書『ヴァーグナーの場合』『ニーチェ対ヴァーグナー』。そして、すべての価値の価値転換の書『偶像の黄昏』『反キリスト者』。キリスト教においては、生を強化するものが悪とされ、弱化するものが善とされる。すなわち、それは、強者に対する弱者のルサンチマンの所産にほかならない。ニーチェ最晩年の激烈の思索。
出典:筑摩書房公式サイト
[関連]
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