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『今こそマルクスを読み返す』廣松渉(講談社現代新書)

『今こそマルクスを読み返す』廣松渉(講談社現代新書)

1990年
270頁




目次(収録作品)

第1章 マルクスの開いた新しい世界観(人間観をどのように改新したか/社会観をどのように更新したか/歴史観をどのように転轍したか)
第2章 『資本論』で言いたかったこと(物象化された経済の構造的分析/賃労働者を搾取する機構の暴露/資本主義経済体制の包摂的支配)
第3章 資本主義の命運と共産主義革命(近代的市民社会像への批判視角/資本主義社会体制の歴史的命運/共産主義未来社会の実践的意想/賃労働制度の止揚と自律者社会)

マルクスは人間や社会や歴史をどうとらえ、『資本論』で何を語り、近代資本主義の未来をどのように予見したのか? 今やマルクス主義は本当にもう無効になってしまったのだろうか? 20世紀世界の根幹的思想を、独自の視点と平明な言葉で掘り返し、脱近代への発展的継承を試みる。

出典:講談社BOOK俱楽部

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