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『個性化とマンダラ』ユング(みすず書房)

『個性化とマンダラ』C.G. ユング(カール・グスタフ・ユング)、林道義訳(みすず書房)

新装版2016年
288頁




目次(収録作品)

1 生まれ変わりについて
2 意識、無意識、および個性化
3 個性化過程の経験について
4 マンダラ・シンボルについて
5 マンダラ

一見、円の中に花のようなものが描かれているだけの絵が、ユングの手にかかると、深い意味が付与され、生き生きと立ち現われてくる。
「個性化とマンダラ」は、ユング心理学の中でも最高の秘儀とも言うべきものである。ここにわけても重要な5論文を収め、一書となす。

ユングのいう「個性化」とは、無意識を統合し、個性的で自立した個人をつくるということである。もともとサンスクリットで「円」という意味をもつマンダラこそ、この「個性化」のシンボルである。ユングは自分の分析を受けたX夫人や他の人々のマンダラの絵を数多く紹介し、卓抜な解釈を加えていく。マンダラに現われる元型の個性的な意味の解明は、人間の豊かな可能性をまざまざとわれわれに示している。心の核心に迫るユングの達人的なわざは、見事というほかない。

出典:みすず書房公式サイト

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