『東の国から 新しい日本における幻想と研究』(上下)ラフカディオ・ヘルン(ラフカディオ・ハーン、小泉八雲)、平井呈一訳(岩波文庫)※旧字旧かなか?
上巻
1952年
172頁
目次(収録作品)
東の國から
夏の日の夢
九洲の學生とともに
博多で
永遠の女性について
生と死の斷片
下巻
1952年
202頁
石佛
柔術
赤い婚禮
願望成就
橫濱で
勇子―ひとつの追憶
解説
ハーン(1850‐1904)来日後の第2作.彼はこの中で日本古来の武士的精神の美しい面を見つめ,分析し,深い愛情をもって描き出した.彼みずからも「哲学的小品」といっているように,これら小品中には彼の中にある詩人と哲人とが形影相憐れみあっている.日本人が本来の日本人の心を見失いがちな今日,見落すことのできない一書といえよう.
出典:岩波書店公式サイト
[関連]
『東の国から・心』小泉八雲、平井呈一訳(恒文社)