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『環境問題の噓 令和版』池田清彦(MdN新書)

『環境問題の噓 令和版』池田清彦(MdN新書)

2020年
216頁




目次(収録作品)

序章 「環境」の「問題」とは何か
第1章 環境問題の嘘
第2章 地球温暖化の嘘
第3章 エネルギー問題の嘘
第4章 ゴミ問題の嘘
第5章 食料問題の嘘
第6章 人口問題の嘘
第7章 未来をつくる問題解決策

ムダと利権にまみれた対策が地球を不幸にするまやかしの「CO2削減」に踊らされるな!

環境問題にはある種の「流行」のようなものがある。その時どきの一番「ウケる」話題が一気に出てきて、それだけが最大で唯一の環境問題であるかのようになってしまう。逆に言えば、後のことは別にたいした問題ではないというような感じになる。上辺だけの環境ブームに警鐘を鳴らし、現代社会の本質に関わる問題を人気の生物学者が説き明かす。

―本文より―
実は、1960年代後半から1980年代の初め頃まで、気象学者たちは地球寒冷化を警告していた。1940年から1970年の30年間で地球の平均気温は摂氏0.2℃ほど下がったので、このまま気温が下がり続ければミニ氷河期が来ると考えても不思議ではない。しかし、寒冷化を人類がコントロールするわけにはいかないので、寒冷化を防ぐ手立てはなく、寒冷化予防が利権になることはなかった。
1980年代の後半になり、地球の平均気温が上がり始めると、CO2の人為的排出が地球温暖化の主たる原因だと言い出す科学者が現れ始めた。1988年にNASAの科学者、ハンセンが「最近の異常気象が地球温暖化と関係していることは99%の確率で正しい」と証言したのを機に人為的地球温暖化説は全世界に一気に広まり、これを金儲けのチャンスと捉えた人々は、CO2の削減を錦の御旗に掲げて、膨大な金を動かそうと目論んだのである。

アマゾン商品説明より

本書は、『環境問題のウソ』の改訂版。

[関連]
『環境問題のウソ』池田清彦(2006・ちくまプリマー新書)167頁

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