新装新版2015年
437頁
目次(収録作品)
枯木灘
覇王の七日
著者ノートにかえて 風景の貌
紀州・熊野の貧しい路地に、兄や姉とは父が異なる私生児として生まれた土方の秋幸。悪行の噂絶えぬ父・龍造への憎悪とも憧憬ともつかぬ激情が、閉ざされた土地の血の呪縛の中で煮えたぎる。愛と痛みが暴力的に交錯し、圧倒的感動をもたらす戦慄のサーガ。戦後文学史における最重要長編「枯木灘」に、番外編「覇王の七日」を併録。
毎日出版文化賞、芸術選奨新人賞を受賞。アマゾン商品説明より