1961年
309頁
「珍美の食に対するとも、八、九分にてやむべし。十分に飽き満るは後の禍いあり」。現代人にも耳痛いこうした文章で成りたつ『養生訓』は、健康・長寿を保つための心がまえ、具体的な食餌法を述べ、今もなお示唆に富む。『和俗童子訓』はわが国最初のまとまった教育論。両書とも江戸時代広く庶民の間に読まれた。
本書表紙(カバー)より
[関連]
『養生訓』貝原益軒、伊藤友信訳(1982・講談社学術文庫)441頁
『養生訓』貝原益軒、城島明彦訳(2015・致知出版社)355頁
『養生訓』貝原益軒、松田道雄訳(1977・中公文庫)249頁
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