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『チェスの話―ツヴァイク短篇選』(みすず書房)

『チェスの話―ツヴァイク短篇選』シュテファン・ツヴァイク、解説 池内紀、辻瑆・関楠生・内垣啓一・大久保和郎訳(みすず書房)

2011年
256頁




目次(収録作品)

目に見えないコレクション
書痴メンデル
不安
チェスの話

〈われらの書痴児玉清〉がもっとも愛した表題作「チェスの話」をはじめ、歴史的状況と人間心理への洞察に満ちた名作3篇を収録する。第一次大戦とインフレを背景にして、盲目の版画コレクターと博識のユダヤ人愛書家が辿る悲惨な運命を描いた2篇「目に見えないコレクション」と「書痴メンデル」。弁護士の奥方の不倫を扱った、いかにもウィーン風の風俗劇たる「不安」。そして1941年、ツヴァイクが亡命の途上で書いた最後の小説「チェスの話」、これはナチスの圧制下でホテルに軟禁されたオーストリアの名士を主人公にした、一冊のチェスの本をめぐって展開する陰影に満ちた物語である。両大戦間で、よき市民=ふつうの読書人に愛読された作家の傑作選。

出典:みすず書房公式サイト

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