2002年
704頁
昭和20年(1945)1年間の日記。
私の見た「昭和20年」の記録である。満23歳の医学生で、戦争にさえ参加しなかった。「戦中派不戦日記」と題したのはそのためだ――(「まえがき」より)。 「歴史」「死」に淡々と対峙する風太郎の原点がここにある。終戦直後の日本人の生活精神史としても実感できる貴重な記録。
激動の1年の体験と心情を克明に記録した真実の日記。大きい文字で読みやすい新装版。
出典:講談社BOOK俱楽部
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