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『梨本宮伊都子妃の日記』小田部雄次(小学館文庫)

『梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和』小田部雄次(小学館文庫)

2008年
581頁




目次(収録作品)

マント=ド=クール
(鍋島伊都子/武家の娘)

日露戦争
(日露開戦/君死にたまふことなかれ)

世界の強国
(大勝利・欧州旅行/明治のくらし)

喪服の宮妃
(黒い顔かけ/第一次世界大戦/李王家との婚儀/関東大震災)

デモクラシーの風
(新しい文化/地方のくらし/雲上人)

戦火
(富士の姿/非常時ニッポン/連盟脱退/銀狐)

警報
(「北支のさわぎ」/英米撃滅/焼夷弾)

急転落
(炎上/敗戦/ナンジ人民)

「象徴」の時代
(タケノコ生活/日米安保/杖)

「そも皇室婚嫁令定まりてより初めて、皇族第一番の御婚儀、実に名誉此上なし。十九年の長年月、親の御膝下に成長し、何の苦もなく幸福なる生活を続け、夢の間に十九年は経ちた。あゝ今日よりは皇室の人となり、世に立たねばならぬ身、思へば只心配のみ」(伊都子妃の日記 明治33年11月28日より)。

侯爵鍋島家に生を受け、皇族梨本宮家に嫁ぎ、そして太平洋戦争後は平民となった伊都子妃。明治・大正・昭和の各時代を、77年間にわたって綴った日記が、その波瀾の生涯を紡ぎ出す。近代日本の歩みを読み解く道標となる本、待望の文庫化。

出典:小学館公式サイト

本書は、『梨本宮伊都子妃の日記』を加筆修正して文庫化したもの。

[関連]
『梨本宮伊都子妃の日記』小田部雄次(1991・小学館)単行本
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