『童話集 風の又三郎 他十八篇』宮沢賢治、谷川徹三編(岩波文庫)
改版1967年
309頁
目次(収録作品)
風の又三郎
セロひきのゴーシュ
雪渡り
蛙のゴム靴
カイロ団長
猫の事務所
ありときのこ
やまなし
十月の末
鹿踊りのはじまり
狼森と笊森、盗森
ざしき童子のはなし
とっこべとら子
水仙月の四日
祭りの晩
なめとこ山の熊
虔十公園林
グスコーブドリの伝記
「これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、虹や月あかりからもらってきたのです。」
故郷の土と、世界に対する絶えざる新鮮な驚きの中から生まれた賢治の童話は、どの作品もそれぞれに不思議な魅力をたたえている。ここには「風の又三郎」をはじめ、ふるさとの山や川に深く結ばれた作品を中心に19篇を収めた。本書表紙(カバー)より
[関連]
『新編 風の又三郎』宮沢賢治(改版1989・新潮文庫)