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『肉食の思想―ヨーロッパ精神の再発見』鯖田豊之(中公新書)

『肉食の思想―ヨーロッパ精神の再発見』鯖田豊之(中公新書)

1966年
176頁




目次(収録作品)

1 ヨーロッパ人の肉食
2 牧畜的世界ヨーロッパ
3 人間中心のキリスト教
4 ヨーロッパの階層意識
5 ヨーロッパの社会意識
6 ヨーロッパ近代化の背景

ヨーロッパ人は、いったいなぜ動物を屠畜して食う一方で、動物を愛護するのか――。本書は、ヨーロッパ思想の原型を、きびしい歴史的・地理的条件が生み出した特有の食生活のパターンに求め、そのパターンにもとづいて形成されてきた思想的伝統を明らかにし、それによって規制される彼らの日常生活や心理・行動を、日本とも比較しながら平易に説く。食生活という新しい視点の導入によってヨーロッパの歴史を見直す、西洋史学究の問題作。

出典:中央公論新社公式サイト

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