『シベリア俘虜記―兵士の過酷なる抑留体験』穂苅甲子男(光人社NF文庫)
2009年
227頁
目次(収録作品)
捕虜となる
死の行軍
シベリアへ
タイシェットの収容所
生と死の限界
寒さと空腹と闘う
隔離班行き
ラボータ(労働)
ひっくり返された班内
春の訪れ
シベリアよさらば
長い道のり
さらば捕虜生活
生きて日本の土を踏むまでは、こんな所で死んでたまるか!
終戦直前、突然のソ連軍進攻から、騙されてシベリアに送られて、飢えと寒さに耐えぬいた若き日本軍兵士・穗苅甲子男の帰還までの苦難の日々。武器を捨て、降伏の後、シベリアに連行、強制労働を強いられた日本兵58万人。零下60度の中、想像を絶する収容所の生活を耐え抜いた穗苅兵士が、不毛の凍土に倒れ伏した5万5千の戦友の思いを描いた感動作。吉田勇画17点を収載。amazon商品説明より