『シュリーマン旅行記 清国・日本』ハインリッヒ・シュリーマン、石井和子訳(講談社学術文庫)
1998年
222頁
目次(収録作品)
第一章 万里の長城
第二章 北京から上海へ
第三章 上海
第四章 江戸上陸
第五章 八王子
第六章 江戸
第七章 日本文明論
第八章 太平洋
トロイア遺跡の発掘で知られるハインリッヒ・シュリーマン。彼はその発掘に先立つ6年前、世界旅行の途中、中国につづいて幕末の日本を訪れている。3ヵ月という短期間の滞在にもかかわらず、江戸を中心とした当時の日本の様子を、なんの偏見にも捉われず、清新かつ客観的に観察した。執拗なまでの探究心と旺盛な情熱で、転換期日本の実像を生き生きと活写したシュリーマンの興味つきない見聞記。
出典:講談社BOOK俱楽部