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『GHQ焚書図書開封9』西尾幹二(徳間書店)

『GHQ焚書図書開封9―アメリカからの「宣戦布告」』西尾幹二(徳間書店)

2014年
334頁




目次(収録作品)

第1部
第一章 日本にとっての「満州」の重要性

海外へ出なければやっていけなかった戦前の日本
「満州国建国」は断じて暴挙ではなかった
日本の満州権益を牽制するアメリカの深謀遠慮
満州は「日本の生命線」
日本の対外投資の三分の二は満州
満州はわが国の「国防第一線」だった
アメリカのダブル・スタンダードは”地球の災い”

第二章 国際連盟とはなんだったのか

なぜ戦後の歴史書はもの足りないのか
国際連盟をめぐるアメリカの行動の奇怪さ
日本に対する英米の姿勢の温度差
なぜ日本は国際連盟で孤立させられたのか
「聯盟は何故援支反日態度をとったか」
イギリスは国際連盟を舞台に「覇権維持」を狙っていた
英米vs日本の外交戦
国際連盟とアメリカの微妙な関係
「連盟脱退」に追い込まれた日本

第三章 長野朗『滿州の過去と將來』を読む

遅れてきて「シナ」に割り込もうとしたアメリカの画策
アメリカは満州にも触手を伸ばしてきた
義和団事件とロシアの策謀
満州で経済的発展をめざした日本
日本の「満州経営」の根本的欠陥
日本の進出によって起きた満州の変化~(1)資本主義化
日本の進出によって起きた満州の変化~(2)シナ人の大量移住
日本の進出によって起きた満州の変化~(3)文化的寄与
対満政策の根本的誤謬//100

第四章 松岡洋右の大演説の役割

「満州事変」「リットン報告書」「国際連盟脱退」の概略
策に溺れたイギリスの連盟外交
国際連盟「勧告」十か条
日本とシナの対応は天地ほどちがった
松岡洋右の国際連盟”大演説”
現代日本にこそ「松岡的」政治家が必要だ
松岡全権ついに「退場」
『興亞の大業』を読む
日本人を鼓舞した松岡洋右のパッション

第五章 シナ事変と英ソの暗躍

「GHQ焚書図書」と戦後の歴史書の相違について
日本を追い込もうとした英米支の策動
「日本引き出し」に失敗した「九か国条約会議」
ソ連を引き入れようとした英米の動き
日ソ開戦を画策したイギリスの陰謀
イギリスvsソ連の非難合戦
ヨーロッパではスペイン内戦、東アジアではシナ事変
しだいに見えてきた第二次大戦の構図
世界史のなかで見なければ日本の立場は見えてこない

第2部
第六章 アメリカの対日経済圧迫

開戦を強いられた日本
日米開戦の引き金は「ハル・ノート」だ
通商条約の廃棄は日米開戦への序曲となった
三選を狙うルーズベルトの画策
経済封鎖をしながら先に相手に手出しさせるアメリカの常套手段
官民挙げて日本を締め上げはじめたアメリカの卑劣
通商条約を廃棄して日本向け輸出をストップした
自由貿易を扼殺した「輸出許可制」
パナマ運河の通航も禁じたアメリカの暴戻
在米の日本資本をすべて凍結!
立ち上がらざるをえなかった日本

第七章 アメリカの対日石油圧迫の赤裸々な歴史

「石油禁輸」で日本を締め上げてきたアメリカの策謀
ルーズベルトの深謀遠慮
国内の”親米派”を愕然とさせた通商条約廃棄の通告
ルーズベルトの「石油演説」
アメリカはオランダ領東インドをそそのかして日本を追い詰めた

第八章 開戦の根本原因はアメリカの経済封鎖以外にない

わが国が直面していた石油問題の深刻さ
石油がわが国のネックとなっていた
アメリカから突きつけられた三つの選択肢
アメリカの四つの誤算
ついに日本を立ち上がらせた「対日石油圧迫」
屑鉄禁輸の”衝撃”
「米国に依存していたわが製鉄業」
アメリカでも吹き荒れた「反日宣伝」
日本をナメきっていたアメリカ世論
日米戦争の根本的原因は「人種差別」にある

第九章 経済制裁から資本封鎖へ

非鉄金属も事実上の「禁輸」に
アメリカは十二月八日以前に「開戦」していた!
鉱石類の対日禁輸の実例
工作機械まで禁輸リストに0
外国船をつぎつぎ没収したアメリカの暴挙
アメリカはさらにパナマ運河通航禁止を通告してきた
ついに在米の日本資産凍結へ!

第十章 国際連盟の名を借りた英米の世界制覇

封鎖には合法性がない
「持てる国」の横暴は看過できない
英米に都合のいい国際連盟規約第十六条とは?
「世界政府」という危険な思想
暴力的な危険性を秘めた「連盟規約」第十六条
仏印進駐は英米の脅威とはならなかったはずだ
現代と過去を重ねあわせて時代を読む

第十一章 地表の3分の1を占めていた覇権国家・英米への日本の正当なる反逆

「中立」を破りつづけたアメリカの暴挙
ソビエトの傍若無人に目をつぶったアメリカの誤謬
アメリカの画策・日本の無策
アメリカは対蔣・対英援助で「日本封じ込め」を図った
実質的に参戦していたアメリカの行動
英仏米ソの四か国が地球の三分の二を占めていた!
英米の自由主義の正体と日本の「アジア解放」

日中戦争の真っ只中に出版された「大東亜戦争調査会」叢書を紐解き、満洲事変から支那事変、国際連盟脱退の舞台裏、そしてアメリカの対日経済圧迫まで、日米開戦に至る根本原因を掘り起こす。
そこではあの時代を生きた知性が、米の世界制覇への野望、不正な対日経済圧迫など、日本を開戦へと引き込む米英の戦略・暗躍を冷静に見抜いているのがわかる。戦後、日本人の歴史観から消し去られた「真実」を掘り起こす、西尾幹二の好評シリーズ。

出典:徳間書店公式サイト

※1~6巻までは、文庫化。また、全12巻電子版あり。

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