新版2014年
352頁
目次(収録作品)
序章 日本文化を考える
(日本文化の基底にあるもの/日本文化分析のための方法論/照葉樹林文化と焼畑農耕文化)
1章 縄文農耕論をめぐって―稲作以前に農耕が行なわれていたか
(縄文中期農耕論をめぐって/照葉樹林文化と北方系農耕の展開/稲作以前の焼畑農耕―仮説の論理的枠組み)
2章 稲作以前の農業
(日本の焼畑―稲作以前の生活文化の原型を求めて/東南アジアの焼畑―焼畑農耕文化の源流をたずねて)
3章 稲作以前の文化伝統
(イモ祭りの伝統/儀礼的共同狩猟の伝統―伝承された稲作以前の農耕儀礼/山の神信仰の展開ー稲作以前のカミ信仰/田植技術の発生ー稲作以前から以後への農耕技術の展開・その仮説的展望)
4章 稲作文化とその基底にひそむもの
(稲作文化の問題/稲作文化の基底にひそむもの)
縄文日本に農耕があったことを示した名著
膨大なフィールドワークをもとに、水田耕作伝来以前の日本で焼畑農法が行われていたこと、その源流がアジア南部の照葉樹林帯にあったことを提唱し、日本文化の基層に迫る。
出典:NHK出版公式サイト