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『科学者になりたい君へ』佐藤勝彦(河出書房新社)

『科学者になりたい君へ』(14歳の世渡り術)佐藤勝彦(河出書房新社)

2020年
194頁




目次(収録作品)

第1章:「ふしぎだな」「おもしろいな」が科学の原点
ラジオ工作が大好きだった小学生時代
中学でテレビやアマチュア無線機も自作
何度もしつこく質問する子どもだった
世の中は「ふしぎ」であふれている
「常識」を疑うことのススメ
子どもの疑問から科学の常識がひっくり返る
『不思議の国のトムキンス』との出会い
日本人初のノーベル賞・湯川先生へのあこがれ
あこがれの人を持つことは大事!
工学部か理学部か、進路選択の決め手
高校までに何を勉強する?
大学をどう選ぶか
高校までの「勉強」と大学での「学問」の違い

第2章:大学・大学院で何を身につけるか
京都大学理学部に入学
林忠四郎先生の研究室に入る
理論研究の土台を教わった林研究室
大学院で「宇宙の始まり」の研究を始めようと思ったが……
「かにパルサー」との運命的な出会い
幸運の重ね合わせ・ベーテ先生との出会い
研究に苦しんだ博士課程時代
超新星爆発での元素合成の研究
大学・大学院時代に何をしたらいいか
大学院で身につけた能力は分野を超えて力に
生涯の友人をつくろう
大学院時代に妻と知り合い、結婚もした

第3章:研究はどのように行うのか
なぜ「単位取得退学」をしたのか
就職に苦労したポスドク時代
超新星爆発が起こるメカニズムを突き止める
徹底的に研究し、プロとしての自覚を持とう
苦しみ抜いた末に、オリジナルな論文を最初に書こう
独創的なアイデアをどう生み出すか
他人とのディスカッションがひらめきを生む
若い科学者を悩ませる「ポスドク問題」
アカデミア以外の道もすばらしい
宇宙の初期のようすを探る研究に軸足を移す
NORDITAに招かれてコペンハーゲンへ
インフレーション理論による「新たな予言」を考える
論文は「正直」であれば良いものでもない?
インフレーション理論は「分野融合的」な研究
宇宙は「子ども」や「孫」を生む?

第4章:科学者をどう育てるか
東京大学の宇宙物理学の助教授に着任する
研究費を獲得することもPIの大事な仕事
教育や学務の仕事も行う科学者
若い科学者の育成は非常に大事
小柴先生の超新星ニュートリノ発見に立ち会う
ニュートリノのトラッピング理論も実証できた!
ノーベル賞は「グループ受賞」を認めるべき
インフレーション理論の「証拠」が見えてきた
「ビッグバン宇宙国際研究センター」をつくる
「学会」とはどんな組織か
アウトリーチ活動は理学系研究者の使命
東大の定年退職を迎えて

第5章:21世紀の科学者のために
自然科学研究機構の機構長になる
研究をマネージメントする「URA」を設置する
「宇宙」と「生命」を融合した研究所を新たにつくる
分野融合領域の研究で大きく遅れている日本
日本学術振興会で新たな職務に就く
科研費制度の改革に取り組む
学術振興が日本のイノベーションを支える

COLUMN
1 科学とは何だろう?
2 湯川先生の思い出
3 論文についてあれこれ
4 ホーキングさんとの思い出
5 科学者と「倫理」

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