『竹林はるか遠く―日本人少女ヨーコの戦争体験記』ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ著・監訳、都竹恵子訳(ハート出版)
2013年
236頁
目次(収録作品)
第一章 擁子の章(一)深夜に突然の来客。それ以降、私たちの生活が一変した
第二章 擁子の章(二)羅南駅への道のりも、いつも父を迎えに行くのとは違う気分だった
第三章 擁子の章(三)赤十字列車を降り、本格的に母子三人の逃避行が始まった
第四章 淑世の章(一)そのとき兄・淑世は羅南の弾薬工場にいた
第五章 擁子の章(四)間一髪の危機を脱出し、再び母子三人で京城を目指す
第六章 淑世の章(二)友人たちと別れ、兄・淑世は一人で京城へ向かっていた
第七章 擁子の章(五)朝鮮半島を離れ、ようやく祖国・日本にたどり着く
第八章 母の章 母と離れ、女学校での生活はさらに不安なものとなった
第九章 好の章 姉の後悔。そして私たちは、新しい生活の拠点で再スタートを切った
第十章 擁子の章(六)新年早々現実に直面。そんなとき、私は生活を一変させるきっかけに出会う
第十一章 淑世の章(三)吹雪の中で力尽きた兄・淑世。彼が求めた灯りの正体は
終戦前後の朝鮮半島と日本で、日本人引き揚げ者が味わった壮絶な体験を赤裸々に綴る、息もつかせぬ、愛と涙のサバイバルストーリー
1986 年にアメリカで刊行後、数々の賞を受賞
中学校の教材として採択された感動秘話本書帯より
『So Far from the Bamboo Grove』の邦訳。
[関連]
『続・竹林はるか遠く―兄と姉とヨーコの戦後物語』ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ(2015・ハート出版)