『人間形成の日米比較―かくれたカリキュラム』恒吉僚子(中公新書)
1992年
177頁
目次(収録作品)
第1章 リサの疑問
第2章 かくれたカリキュラム
第3章 集団の中の個人
第4章 小さな選民たち
第5章 キング先生の闘い
第6章 内なるアメリカ、内なる日本
多くの共通点をもち、互いに影響を与えながら、二つの国で「日本人」「アメリカ人」はどう形成されるのか。とりわけ摩擦の一因ともなっている〝個と集団〟への意識はなぜ異なるのか。子供観の検討、初等教育の比較から、著者は集団への同調行動の二つのモデルを見出す。両国で教育をうけ、カルチャーショックと逆カルチャーショックに交互に見舞われた熱い体験と、初等教育の現場での冷静な観察から生まれた、日米比較への新鮮な視点。
出典:中央公論新社公式サイト