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『重要証人―ウイグルの強制収容所を逃れて』サイラグル・サウトバイ(草思社)

『重要証人―ウイグルの強制収容所を逃れて』サイラグル・サウトバイ、アレクサンドラ・カヴェーリウス、秋山勝訳(草思社)

2021年
352頁




目次(収録作品)

第1章 過去の亡霊
第2章 中国の侵攻と破壊―輝く未来と生活の安定を夢見て
第3章 口をテープでふさがれて
第4章 監獄よりも劣悪な環境―世界最大の監視国家
第5章 完全なる支配―尋問とレイプ
第6章 収容所―地獄を生き延びる
第7章 「収容所で死ぬくらいなら、命がけで逃げよう」
第8章 カザフスタン―北京政府に介入される国
第9章 ウイルス―世界への警告

いま、中国の新疆ウイグル自治区では何が行われているのか?
命がけで強制収容所から逃れた女性が証言する衝撃的な実態!

著者は新疆ウイグル自治区で生まれ育ったカザフ人女性。医師であり教師であり、二人の子供をもつ母親。日に日に住民に対する監視態勢が激化するなか、ある日突然、拘束されて再教育施設と呼ばれる強制収容所に連行される。そこで行われていたのはウイグルに生きる少数民族への想像を絶する弾圧だった。自分たちの言葉を禁じられ、伝統も文化も宗教も奪われて中国共産党への忠誠を誓わされる。繰り返される拷問、洗脳、レイプ。そしてその先に待ち受ける死。
命がけで隣国カザフスタンに脱出した著者は、二〇一八年、法廷に立ってウイグルで現在進行中の恐るべき実態を証言した。その衝撃的な事実は各国の主要メディアによって次々と報道され世界中に激震が走ったー。

アマゾン商品説明より

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