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『賢い人がなぜ決断を誤るのか?』 オリヴィエ・シボニー(日経BP)

『賢い人がなぜ決断を誤るのか? 意思決定をゆがめるバイアスと戦う方法』 オリヴィエ・シボニー、野中香方子訳(日経BP)

2021年
416頁




目次(収録作品)

第1部 九つのトラップ
第1章 できすぎた話──ストーリーテリング・トラップ
第2章 スティーブ・ジョブズはかくも天才だった──模倣トラップ
第3章 どこかで見た覚えがある──直感トラップ
第4章 とにかく突き進め──自信過剰トラップ
第5章 なぜ、波風を立てるのか?──惰性トラップ
第6章 君にはリスクを取ってほしい──リスク認知トラップ
第7章 長期的に考えるのはずっと先にしよう──時間軸トラップ
第8章 誰もがそうしている──集団思考トラップ
第9章 私利私欲のためではない──利益相反トラップ

第2部 意思決定の方法を決める
第10章 あまりに人間らしい──認知バイアスは諸悪の根源か?
第11章 戦闘に負け、戦争に勝つ──自らのバイアスを克服できるか?
第12章 失敗が許されない時──協働とプロセス
第13章 よい判断とは、正しい方法で下された判断──「予言ダコ」のパウルは優れた意思決定者か?

第3部 意思決定アーキテクト
第14章 対話──多様な視点を持つ
第15章 意見の相違──異なる角度から物事を見る
第16章 組織の力学──意思決定のプロセスと文化を変える
おわりに あなたは素晴らしい意思決定を下そうとしている

無意識のうちに判断をねじ曲げる「バイアス」と戦う方法

何を買うか、どのように貯蓄するかなど、人の意思決定は必ずしも「合理的」ではなく、最適な選択をしないことも多い。同じことは、ビジネスの意思決定についても言えます。人は、経済学者が考えるような合理的な意思決定モデルには従わないので、しばしば失敗を犯します。しかも、ただの失敗ではありません。ランダムではなく、規則性があり、予測可能なミスをします。これは、「認知バイアス」と呼ばれるエラーです。

人は他人のバイアスには気づけるが、自分のバイアスには気づきにくく、たいていの場合、自分のバイアスは克服できません。ですが、組織であれば、個々のメンバーが欠点を補いながら、バイアスの影響を最小限にとどめ、理性的な意思決定を下すことができます。

本書は、数多くの失敗事例を通じて「認知バイアス」とは何かを解き明かすと同時に、バイアスと戦う方法を、世界最先端の組織が実践している「40のテクニック」を中心にわかりやすく解説します。

出典:日経の本

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